body synergy

BS 活動報告 2019.03.24.

3月のBody Synergy Researcher’s Groupは普段のスタイルとちょっと違ったものとなりました。

元脳神経外科医であり、現在はRDTA (NPO法人救助犬訓練士協会) 所属の、救助犬ハンドラー玉川輝明さんとその愛犬アメリちゃんをお招きして、デモンストレーションとレクチャーをしていただきました。

元脳神経外科医の経験や知識を元に、脳科学的に犬の思考・心の動き、また人間との関係性についてお話ししてくださいました。

まずは、デモンストレーション。

ことの発端は、以前、二人が訓練しているのを見せてもらった時に「これはまさに人と犬とのBody Synergyだ!」と私が思ったことが、このレクチャーデモンストレーションをお願いしたきっかけでした。

上の映像からもわかるように、ハンドラーと犬の動きが一つになっていること、そして、動きのシンクロだけでなく、独特のぴんっと張り詰めたような気持ちの良い空気、そこにその空気を喜びを持って共感・共鳴している関係が見てとれます。

これってまさに、私たちがBody Synergyでやろうとしていることであり、共に動きながら感じていることと同じ現象なのです。

デモを見ていた方の声:

「ふたりがデモンストレーションを始めたとき、そこにある空気の密度が上がったように感じた。その空気に身を置くと、全身の毛穴がキューッと締まって体毛が逆立ち、微かな変化を捉えようとする様だった。共感というか共鳴というか、同じ空間で同じことを経験する時、私たちはお互いの脳波を感じ共有しているのかな、なんて思った。それは意識には上がってこないけれど、体はそれを知っていて、みんなの体同士は、実はそうやって会話しているのかも。なんて思ったりしました。」

「デモンストレーションを見ていて、よくダンスの時に使う「聴く」ということをやっている時のような空間の静寂さや緊張の張った感覚を覚えました。非常に集中力の高まっていた時間というのを肌感覚に感じました。」

見ているだけで伝わってくる、ハンドラーと犬の一体感。そこに、お互い繋がっていることへの「喜び」が見てとれます。

デモのあと室内に移動し、レクチャーを受けました。

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題名は『犬がわかること、出来ること』。

先ほどのデモンストレーションを、脳の仕組みと絡めてお話ししていただきました。

その中でとても興味深かったのは、学習するプロセスについてです。

行動主義心理学を謳う心理学者バラス・スキナーは、ハトやラットなどの動物に、特定の行動を学習させました。スキナーの手法とは、例えば、ライトが点灯する(コマンド)。そのあとハトが少しでも左を向くと餌が出るという仕組み/ルールを作り、それに気がついたハトは、ライトがついたら左回りをすれば餌がもらえると学習します。数分で左回りを教えられます。これは、ある特定の行動をとると餌がもらえる、という条件づけから学習させるという順番。この手法は、犬の訓練にも多く使われているそうです。おすわり(コマンド)という音が聞こえる。人間にお尻を押されるから座る。ご褒美がもらえる。そうやって、おすわりと言われたら座る、を学習します。

こんな手法が主流な中、長年、犬と共に暮らし、犬の訓練を続けてきた玉川さんは、その経験から、犬の心に注目しました。

まずは犬が覚醒し、高い集中力の状態であることが前提。例えば、人の手に注目させた状態で、パッと手をハウスの中へ入れる。物を追いかける習性のある犬は、その手を追いかけハウスの中に入る(自発的行動を誘発する)。そこでご褒美がもらえ、そして「そう、ハウスだよ」という声が聞こえてくる。

注意集中 → 自発的行動 → ご褒美 → コマンド

ハウスという声が聞こえるとハウスの中へ入る条件付けがされ、そこで褒めてもらえるから「嬉しい!」になるのです。

教員をされている参加者の方が、自分の職場での経験と照らし合わせていました。

「教師を始めて10年経とうとしていますが、教育の考え方と重なります。
僕らの仕事は国で決められたことを、できるだけナチュラルに教えることで、どんな言葉を掛ければ、どんな教材を提供すれば、子どもがよく学び、動くのかを考えます。昨年度、僕はほとんどの授業で「今日はどんな予定?」とか、「どんなふうにやりたいの?」「明日は何をしたい?」て、いちいち子どもに尋ねて、答えたことをやり遂げさせることにチャレンジしました。これは、集中させないと上手くいかないのですが。後半よい循環が生まれて、子どもがどんどん勉強や生活に前向きになっていました。あと、応用力や対応力が身についていた。「何をどうやって学ぶか」を子どもの自主性に任せていたことが大きかったのに、教科書の内容をちゃんとカバーしながら、それ以上のことがいくつかできました。」

自発的に始まった行動が学習となり、さらなる喜びにつながるという経験は、犬であろうと、人間の子どもであろうと大人であろうと、学びたい!できるようになりたい!もっとよくなりたい!という向上心に直結しているのではないでしょうか。

玉川さんとデモンストレーションをするアメリちゃんは、服従させられているという印象ではなく、誰の目から見ても、「楽しそう!」「嬉しそう!」「お父さんが大好き!」が身体から溢れ出ていました。お父さんと訓練することにまさに喜びを感じているようでした。それは、お父さんと心を合わせて一緒に動くことそのものに喜びを見出しているように見えました。

参加者の声:

「デモンストレーションでは目から伝わる意思と意志を感じました。玉川さんにはとても強い信頼と愛情を感じました。」

「いい意味で主従関係がとても良く見えた。アメリが、『ねぇ!ねぇ!ねぇねぇ!』とお父さんの顔をよく見ていて、(お父さんのことが大好きなんだなぁ)と思った。その大好き、も、日々の練習の中で積み重ねられた関係性の中で生まれるということはやっぱり動物には脳があって、気持ち・心が動く→身体や目の動きとして表現されるという順番なのだなと感じた。」

「信頼関係のバランス、薄すぎず、濃すぎず、どちらかに偏らず。絶妙な加減で成り立つもので、それを言葉なく(逆に言葉が邪魔になる?) 築かれる関係性って、やはりとてつもない反復練習が必要なんですよね?地道な作業ですね。 」

今回参加してくれたみなさんは、このレクチャーデモンストレーションを見て、それぞれの生活や自分たちのBody Synergyを通して感じるの感覚と重ね合わせることができたようです。

脳科学の観点から見るBody Synergy、とても興味深いです。

私たちは、人と一緒に動くことや共感・共鳴することで安心感や心地よさ、あるいは喜びを感じているからBody Synergyを続けてきていますが、その様子を見てもらってそれを脳科学的に分析してもらうなど、玉川さんのレクチャーデモンストレーション パート2もすでに期待しています!

Body Synergy Summer Retreat '18

Body Synergy Summer Retreat '18

以前より、「いつかBody SynergyでRetreatをやってみたいなぁ」「月一回のワークショップだけでなく、数日自然に囲まれた環境で共同生活をしながら、Body Synergyのワークを深める時間が持てたらな」と長年夢見ておりました。それがこの夏、おもっていたよりも早く実現することができました!

 

今回は、第一回目ということもあり私たちもいろいろと試しながらという形になるため、一般公募はせず、毎月のワークに密に関わってくれているBS研究チームのメンバーで行ってまいりました。残念ながら、研究チームのメンバー全員ではなかったのですが、今回の参加者は8名。長野にある車山高原に宿泊しながら、茅野市民館というとても素敵な施設で、2日間濃密な時間を過ごしました。

今回のテーマは『関係性』

自分の身体の中で見つける関係性、私とあなたというような2人の関係性、そして、私とみんな、つまり自分と集団の関係性の3段階にフォーカスを絞って様々なワークを行いました。

《 Day1. Silent Walk 》

Retreat1日目の朝は、Silent Walkから始まりました。つまり、沈黙のお散歩です。このワークは、朝6時半に起床した瞬間から始まります。8人一緒に寝泊まりをしているのですが、この日は、起きて顔を合わせても言葉も視線も交わさずに、それぞれが沈黙の中、身支度をし、前日の約束通り沈黙のまま7時に部屋を出ます。そこから、車山高原の近隣の森を散策します。言葉を交わしたり、ジェスチャーでコミュニケーションをとることはありませんが、グループとして同じコースを同じペースで歩くため、グループとして不思議な一体感がありました。それと同時に、それぞれが自分の目で発見し耳で聴いたものを、あえてその場でメンバーと共有することはせず、自分自身のためのパーソナルな経験として味わう。それもなにかとても贅沢に感じられました。参加者の感想で、「目から入ってくる情報が多く少し忙しく感じられたが、耳からの情報はとても心地よく癒された」というものがありました。普段、東京で暮らしているとどこにいても車やバイクの音や、テレビや洗濯機などの生活音などが耳に入ってくる主な音なのに比べ、森の中では、鳥や虫の鳴き声、風の音、川のせせらぎの中に、私たち8人の歩く足音が重なっていました。5月に行われた、内野さんと諸岡さんの『耳をすますとわかること』のワークを思い出したりもしました。あのワークを森の中でやってみたい!という声もありました。

その後、車で40分ほど移動して山を降り、茅野市民館という茅野市の運営している施設で1日目のワークを行いました。

《Day1. Work1 自分の身体の中で見つける関係性・背骨》

『関係性』をテーマとしたワークの一つ目は、背骨に注目し、Head + Tail (頭としっぽ)の関係性について考えました。これは、Laban Movement Analysis に基づいた、人間の身体の動きのパターンの一つで、背骨の始めと終わりのHead とTailの関係性を観察・分析していくことで、その人の性格・性質、キャラクター、心境、傾向などが見えてきます。そしてそれは、他者に様々な印象を与えます。例えば、Head とTail が上下に離れた状態でHeadが少し後ろに反った状態だと、「自信がありそう」「リーダー的存在」「偉そう」「高飛車」などの印象になり、反対にHead が前に垂れ、Tailが前に押し出されたいわゆる猫背の状態になると、「自信がなさそう」「暗い」「頼りない」「動きが遅い」などの印象に変わります。これを読みながらぜひ今試していただきたいのですが、背骨が変わることで、つまりHead とTail の関係性が変わることで、外見の印象だけでなく、気持ちや呼吸にも変化が出てくることに気づけるはずです。

参加者の感想 「姿勢が違うだけでこんなにも気分が変わるのかと驚いた。犬のしっぽみたいだと思った。」

《Day1. Work2 1対1の関係性・触れる》

午後のワークは、私とあなたの関係性、そして様々な『触れる』を試しました。

まずはペアを組み、実際に相手に触れる前に、その相手との距離感で遊びました。ある中心点を挟んで反対側にいるパートナーと常に対象の点を取るようにしながら、距離と位置を変化させていくゲームです。
実際に触れることはしないのですが、パートナーとすごく近付いたり離れたり、変化し続ける相手の位置を常に目でしっかり捉え対応していくことで、相手との関係性を強めていきます。

そのあと、実際に触れるワークに移ります。立っているパートナーに、どこでもいいのでどこか身体の一部を押し付ける。立っている人は、押された部分を”押された分だけ”押し返す。常に50:50のプレッシャーで押し合う。つまり、場合によっては体重を掛け合うほどの圧がかかることもあれば、軽く触れるだけのこともあります。これは体重を支え合うワークとはまた別で、どこの部分にどれだけの圧で押されているかを敏感に感じ取り、それと同じ圧で押し返します。1対1でこのワークを行ったあと、複数人で同じことをしていきます。立っている人は、2人あるいは3人が同時に別々の部位を別々の圧で触れてくるので、それぞれの部位でそれぞれの圧で押し返さなくてはなりません。一度に別々のことをするのでかなりの神経を使うのですが、これって、どこか、日常生活においての人間関係を連想させるワークでした。私たちは、日常の中で様々なレベルで様々な圧の「1対1の関係性」を同時に持って生活しています。あまりにも多数の1対1を同時にこなしていくことはとても容易なことではなく、時に、意識が回らずに相手をないがしろにしてしまうこともあります。こうやって、丁寧に身体で体験することで、一人一人と丁寧に関わろう、それぞれが自分とどのくらいの圧で関わろうとしているのかに敏感に、忠実に対応してみよう、と思える大事な時間でした。

Work2の最後は、『抱きしめる・抜ける・倒れる・起こす(起こされる)』。まず、誰かを抱きしめる。抱きしめられた人は、その抱擁から抜け出し床に落ちる。抱きしめていた人は相手が抜け出てしまったので、そのままの空洞を保ったまま固まる。別の人がやってきて、床に落ちた人を起こしてあげ、生き返らせる。そして抱いた形のまま固まっているを抱きしめにいく。これを繰り返します。まず、ここで興味深いのは、抱きしめるという行為から生まれる感情です。一つ前の圧をかける/かけらるワークも相手に触れているには変わらないのですが、触れることで何か特に感情が生まれてくることはなかったのですが、それが「抱きしめる」という触れ方に変わった瞬間、自然と感情が湧いてきました。それも、抱きしめ方や、また相手のすり抜ける抜け方、スピード、相手の倒れる位置、などによっていろいろな気持ちになりました。そして、それを繰り返すことで、抱きしめる、愛する、別れ、死、生まれる、また抱きしめる、、、「死生観を思い起こさせた」という参加者の声もありました。他には、「起き上がる時、手を引っ張るのは強引かもと思いきや、最後まで気にしてあげることを大切にすると、優しさがにじみ出ていて安心できた。優しさにも色々な形があるのだなと勉強になった。起き上がらせるというより、起き上がるのをお手伝いするから自分でも起きて来なね、という50:50のアクティブなやりとりだった。」という感想もありました。

《Day1. Work3 自分と集団の関係性・委ねる/支える》

1日目最後は、全員で行うワーク。7月のBSの研究会で行った内容をWork1/ Work2をを経て、試してみました。

まずは、ひとりが仰向けになり、頭、右腕、左腕、右脚、左脚にそれぞれに人が付きゆっくり動かしていきます。仰向けになっている人は、とにかく委ねる。自分ではなんのコントロールもせず、各部位を動かさせるままにする。自分の身体をひとに委ねて動かされるという経験は、なかなか日常で体験できることではありません。はじめは、どうしてもどこかに力が入ってしまったり、動きを予想して自分で動かしてしまったりするのですが、力の抜き方がわかってくると、ずっとこうしていたいと思ってしまうほどの心地よさで、みんな眠たくなってしまいました。

完全のされるがままを体験した後は、倒れてきた人を支えるワークをしました(詳しいワークの内容は7月の活動報告に書いてありますのでそちらを参照ください)。このワークは、倒れる方も支える方もある程度の覚悟がいるものです。倒れる方は、支えてもらえなかったら床に激突するかもしれないというリスクを背負いながら、でも必ず誰かが支えてくれるという信頼を頼りに身を投げ出します。周りの人は、そうやって自分を信頼しきって頼ってきた人を、絶対に安全に支えるんだという責任感でもって受け止めます。動きとしてはとてもシンプルで、誰でもできるワークですが、このワークを通して身体で体験する、緊張、覚悟、責任感、安心感、達成感は、日常の様々な場面、特に「ここぞ」という場面に通ずる感覚に思われます。

参加者の声「人に体重を委ねる時にはひとつ軸の通った身体でなくては支える方も大変で、委ねること、委ねる側の責任のようなものがそこにはある気がしました。」

Day1最後のワークは、私たちが『遺言』と呼んでいるワークで、全員でひとりの人を頭上まで高く持ち上げて運ぶワーク。一つ前のワークでは、体重を委ねてはいても、足は床についているので身体が傾く程度ですが、このワークは、もう完全に全身を持ち上げられて運ばれます(詳しいワークの流れは7月の活動報告をご覧ください)。7人で腕をいっぱいに伸ばし頭上高く上げて運んでいくので、これこそ一歩間違えたら怪我や事故につながる危険性のあるワークです。でも逆に、全員がそれだけの緊張感を持って、責任を持ってひとりを運ぶのですから、運ばれる方はこの上ない安心感を体験します。

参加者の感想

「集中することと大丈夫と思うこと。安心できる人に囲まれてるから安心して委ねられると改めて感じた。」

「こうやって死んでいけたらものすごく幸せだといつも思う。」

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《Day2. 散歩》

2日目は起床から喋ったりコミュニケーションをとりながら身支度をし、散歩に出かけました。1日目と同じコースを行ったのですが、全く違った体験となりました。もちろん山の中だし、早朝だしとても気持ちがよかったのですが、沈黙というルールを取り払ったとたんに、前日に聞いていた鳥や虫の鳴き声や、川のせせらぎ、風の音、みんなの足音は遠いBGMになりました。みんなでワイワイおしゃべりをしたり写真を撮りながら歩いたのはもちろん楽しかったのですが、前日に感じた感覚とは全く違っていたのが印象的でした。

《Day2. スタジオワーク》

その後、茅野市民館のスタジオに移動し、このBody Synergy Summer Retreat '18まとめのワークをしました。

この日は、ワークショップという形ではなく、前日にやったWork2の『抱きしめる・抜ける・倒れる・起こす(起こされる)』と、Work3の『遺言』をもっと丁寧に掘り下げる作業をしました。前日に出てきた問題点や、身体の細かい使い方やテクニックの部分を細かく見直し、無駄な動きをそぎ落とし、それぞれのワークの持っているコアのエッセンスはなんなのかを検証しました。

《全体を通しての参加者の感想》

「ワーク以外の時間も寝泊まりを含め一緒に行動することで色々とシェアする時間が持てたのは良かったです。ただワークをして終わり、ということではなくそこから得たことをどう言語化するか、日常生活へフィードバックするか、というのがやはりBodySynergyの肝だと思うので。普段の月一研究会だと時間に追われてバタバタとシェアする時間が取れなかったり、またすぐには言語化できないような体験があったりするので熟成させる時間を取れるというのは良いことだな、と。」

「久しぶりの参加で少し緊張していましたが、ゆっくりと・丁寧に進んでいったので、自然と馴染めました。そして、自分の為に集中する時間が、どれほど貴重な時の使い方であるか自分の身体を聴いてあげること、他人をじっくり観察すること、そこにいる環境に目を凝らし・耳を澄ますこと、能動的なペースで時を刻むことは、とても贅沢に感じました。そして、普段の生活でどれほど見過ごしているかを比べられることが出来ました。その時間・空間を共有していたことを振り返ると、とても穏やかな空気だったと思います。」

「他者と触れ合って作業をすることは、普段の仕事では、1mmもない行動です。やはり、今の時代、言葉だけでのコミュニケーションばかりになっていると感じました。他の直感的なコミュニケーション方法に、とても癒されました。」

「仕事の時は、自分に焦点は当てず、周りに焦点を当てて動く事がほとんどな分、合宿で丸一日自分の感覚に重きが置かれる感覚に違和感があって、違和感があること自体にも驚きました。それも丸一日ワークができたからで、全然気づいていなかった自分自身と日々の生活の関係性が見えたように感じます。

「頭(こうやって動きたい)と身体(思うように動かない)の感覚のズレがあって、あと1週間くらい合宿をしていたい気分です。」

「日常の中では人に触れることがないことを実感し、改めて人に触れることの大切さを実感しました。言葉ではなく触れ合うことで生まれるからだの会話に耳を澄ますことを居心地よく感じました。東京を離れて、空気も水も美味しい場所で、自分のからだの今と向き合えたことが貴重でした。また、いつも月1で会うメンバーとも朝から寝るまでずっと一緒に過ごすことで、違う一面を見ることができたからか、ワークの中でもより相手のことを思えたように感じます。」

 

  月一回の研究会を7年続けてきて、やっと実現できたBody Synergy Retreatでしたが、かなり濃い、充実した時間が持てました。本来、Body Synergyが日常の一部になってほしいという願いを込めている活動ですが、こうして都会の生活から一歩抜け出して集中的にこのようなワークに取り組み、共に生活し、語り合い、その特別な時間を持てたから得た気づきや学びはとても多かったように感じます。そして、そこで得たものをそれぞれがそれぞれの日常に持ち帰り、どのように使っていくのかは参加者ひとりひとりに託します。そこからがBody Synergyのワークの一番の醍醐味だからです。

今回、忙しい毎日の中、時間を作って参加してくれた皆様に、心から感謝するとともに、参加したことで何か少しでもみなさまの生活に変化や気づきがあったら最高に幸せです。

今後も、Body Synergy Summer Retreat、どんどんパワーアップさせて継続していきたいと思います!

BSK 横浜 2017.4.2

あっという間に4月ですね! 

やっとだんだん暖かくなり始めて、桜も見頃の場所が増えてきました。 

 

Umiのいえにて、Body Synergy Kids横浜のクラスをやってまいりました!新しいお友達や、久しぶりのお友達も一緒に、賑やかなクラスになりました。今回は、「おおきくなるっていうことは」という絵本の読み聞かせもしてみました。1歳半から4月から小学生という6歳のお姉ちゃんまでいたのですが、それぞれ反応の違いが面白かったです。「おおきくなるっていうことは 新しい歯がはえてくるってこと」というところでは、今まさに子どもの歯がグラグラで大人の歯が生え始めている子が「それ知ってる知ってる」という顔をし、その感覚をまだ知らない2歳の子が憧れの眼差しを送っていました。

「おおきくなるっていうことは じぶんより ちいさなひとが おおきくなるってこと」

今までは自分が一番小さかったのに、いつの間にか自分より小さな子たちがクラスに参加し始め、今までは面倒をみてもらっていたのに 、今は面倒をみてあげていたり。横浜のクラスを始めて1年ちょっと経ちますが、みんなのそんな成長を間近でみられるのはとても幸せです。4月に入って、それぞれ入園、入学、進級などなど、新しいチャレンジが待っている月ですが、いつものように、笑顔で、そして勇敢に挑んでいきましょうね!

 次回は、5月7日です!ゴールデンウィークの最終日、お父さん方の参加もお待ちしていますよー!

BS 研究発表会2016 お知らせ

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みなさま、新年あけましておめでとうございます。新年早々ですが、1月8日(日)に、Body Synergyの研究発表会を行います。

Body Synergyは2011年から続けている研究チームです。ことの発端は、「ダンスって舞台の上で、パフォーマーと観客の関係性の間で起こることだけではないはず」「ダンサーをやっていて感じる、他者とガチッと繋がれた時のあの特別な感覚を、みんなにも味わってほしい」「ダンスの中で、身体経験を通して感じる、人を信頼したり、協力したり、助けたりするという感覚って、日常にも使っていけば世の中もう少しうまく行くのではないか?」などなど、踊りをしていて感じたこと、疑問に思ったこと、シェアしたいことが溢れて、5年間リサーチを続けて来ました。

今回はレクチャーデモンストレーションの形をとって、言葉での説明も入れながら実際動いてデモンストレーションをしていきます。

今回の研究内容を簡単にまとめると、即興的に起こるムーブメントを通して、社会・日常の中で起こる「個」と「集団」の関係性を考えます。集団(または社会)の中での個の在り方。個の意識が変わることで、集団にどのような変化が生じるか。

参加は無料です。予約は特に必要ありませんが、なんとなく人数を把握できたらと思うので、興味のある方は「行くよ!」と一言お知らせいただけたら嬉しいです!

BSK 横浜 2016.11.6

今回はおかげさまでたくさんのご予約をいただき、2クラスに分けて行いました!
1ヶ月に一度のクラスですが、その度に子どもたちの変化が見てとれます。お母さんの足にしがみついて離れられなかったお子さんも、お母さんから離れて自信を持ってクラスに参加できるようになったり、久しぶりに参加してくれたお友だちがたくさんおしゃべりができるようになっていたり、新しいお友だちにお手本を見せてあげていたり、とてもあたたかい雰囲気でクラスが行われています☺️

来月は12/4(日)です!
お問い合わせ、ご予約は、
bodysynergy.kids@gmail.com
まで!

BSK 表出・伝達・表現

私達のBody Synergy Kidsのクラスでは、表現、ではなく、子どもたちの「表出」を一番大切にしています。

表現は、まず「表出」があり、その後に「伝達」を経て、初めて起こるべき事です。Body Synergy Kids に通っているまだ小さな子ども達には、まず十分に表出をしてもらいたい。技術を伴う伝達の段階はもっと後で到達されればよい、と考えています。

表出というのは、他人に見せるためのものではなく、自分のためだけに行われる表現活動の事を言います。ですから、大人が満足する為の表現ではなく、子どもが子ども自身の中だけで何を感じ、体験したのかを大切にしたいと思っています。

発表会などの場で、我が子がきちんと決められたことが出来たのを目撃するのは親としては大変誇らしいものではありますが、子どもの中のゴールがただ「間違えないようにきちんとやる」、事に留まっていたとしたら、それは大人のための大人の主体の考え方がベースにある表現となってしまいます。

ですから、Body Synergy Kidsのクラスでは、例えその場では泣いてしまったり、つまらなそうに見えていたとしても、何日も何週間も何ヶ月もかけて子どもたちにゆっくり浸透して行く体験や、それぞれの子どもたちがそれぞれのタイミングで感じている事を大切にできる場でありたいと思っています。

なかなか子ども主体に、ゆったりと表出の過程に寄り添うには、余裕も時間もないのが私達大人の日常になってしまいがちですが、Body Synergy Kids のクラスの中だけでも、私達大人が一緒に全身で楽しみながら、子どもたちと共に成長できる環境を作っていけたら、と願っています。✨

これからもどうぞよろしくお願いします。

BS ワークショップのお知らせ 2016.10.15

明日は10月のBody Synergyです!

今年度も去年と同じく、1月に研究発表をしたいと思います。明日から1月までかけて、その練習を始めます。4月から行って来たワークにもう一度訪れ、理解を深めて行く時間です。

もちろん単発のワークショップとして参加していただいても結構ですが、できれば1月まで、月一回一緒に研究し発表に参加していただけたらと思います。

10/16 14:00〜17:00
明治大学駿河台キャンパス
リバティタワー B2F 多目的スポーツルームAB

BSK 横浜 2016.9.4

夏休みも明け、昨日もUmiのいえでのBSKやってまいりました!

まだまだ暑くて大人もこどもも汗をたくさん書きながら、たくさん遊びました!みんないい顔!

 

10/2のクラス、まだ空きがありませので、ぜひぜひご参加ください。

BS International Workshop VOl.1 2016.8.7

BSインターナショナルワークショップ最終日はピラティスのクラスでした。

体幹と姿勢を考えながら、細くて強い筋肉を鍛えていき、身体のつながりを整えました。

一週間、沢山の人に参加していただきどうもありがとうございました。
反省点もありますが、皆様のフィードバックをもとに、今後も繋げて行けるようにしていきます。
なかなか身体を動かしながら、自己と他者、社会や環境を考え、踊るワークショップはなかなか日本では受けられないのが現実で、この様な機会が得られた事、そして導いてくれた講師Thomasさん、Maikaさん、参加していただいた皆さんに感謝します。

BS International Workshop Vol.1 2016.8.5

Thomas Goodwin先生からのメッセージ

Nihongoyaku wo yondekudasai.
A big thank you to the Body Synergy team Saya, Minami, and Takeshi for hosting me and organising the festival. And also thank you to all the participants of the first (of many I hope!) Body Synergy International Workshop Festival... you're curiosity and openness has made it a pleasure to share my material and ways of thinking!
So... I have some questions for you.... What is your weather like today? What did you harvest from your workshop experience? What was your favourite part? Do you have any new questions or lines of inquiry you want to continue to research after the workshop/s?

 

講師のトムさんからのメッセージです。
このフェスティバルを企画実行してくれた、Body Synergyチームのさやさん、みなみさん、武士さん、どうもありがとうございました。そしてさらに最初の(そしてこれからさらにたくさん続いてくれることを願う)Body Synergyインターナショナルワークショップ参加者の皆さん、どうもありがとうございました。皆さんの好奇心と開かれた姿勢によって、私の培ってきたマテリアルと考え方を共有することに喜びを感じました。
それでは、皆さんにいくつか質問があります。今日のあなたの天候はなんですか?このワークショップの経験からあなたは何を収穫しましたか?このワークショップのどの場面が好きでしたか?このワークショップの後に何か新しい質問やこれから探求し続けたい新たな課題はありますか?

BS International Workshop Vol.1 2016.8.2

Day3

「ダンサーのためのソマティックワークショップ」

本日3日目。またたくさんの方々にさんかしていただき、ありがとうございました。

 

今日は、動きのもつelasticity(伸縮性)を探求していきました。イメージとして、 チューインガムを噛む感覚を身体全体でやってみました。

BS International Workshop Vol.1 2016.8.1

Day2

「ダンサーのためのソマティックワークショップ」

昨日に引き続き、Thomas Goodwinさんによるソマティックワークショップ。今日はダンサーのためのワークショップということで、動きのヒントになる様々なワークを行いました。
太極拳からインスパイアされたエクササイズで、円、空間の中の円、体内の円、サイクル、循環、時間の中の循環、浮かぶ、沈む、関節を開く、閉じる、バウンド、止まる、などのキーワードを使い様々な動きの可能性を探求していきました。

BS International Workshop Vol.1 2016.7.31

Day 1

イギリスからThomas Goodwinさんをゲストティーチャーとしてお招きし、1日目無事終了しました。様々なバックグラウンドの方々が集まり、互いのスペースを尊重しながら他者を繋がること、そして人間同士のみならず、他の生物・環境とのつながりを感じながら生きていくことを、身体・ムーヴメントを通して探求していきました。
日常生活の中で特に東京という環境の中で、人間中心主義的な考えから離れ、地球上に存在する他の生き物や環境とつながりを意識しながら生きていく。なかなか簡単なことではないけれども、そこにおおきな喜びと可能性を感じる大切な時間でした。

8/1,2,3 (18:00-21:00) は引き続きThomasさんによる、「ダンサーのためのソマティックワークショップ」です。日本ではまだ新しいソマティックワーク。新しい視点からダンス・身体と向き合えるクラスです。

おかげさまでたくさんの方々にご予約いただいていますが、まだ少し空きがあります。興味のある方は、fbにメッセージをいただくか、直接メールでご連絡ください。bodysynergy.ws@gmail.com