教育

BSK 表出・伝達・表現

私達のBody Synergy Kidsのクラスでは、表現、ではなく、子どもたちの「表出」を一番大切にしています。

表現は、まず「表出」があり、その後に「伝達」を経て、初めて起こるべき事です。Body Synergy Kids に通っているまだ小さな子ども達には、まず十分に表出をしてもらいたい。技術を伴う伝達の段階はもっと後で到達されればよい、と考えています。

表出というのは、他人に見せるためのものではなく、自分のためだけに行われる表現活動の事を言います。ですから、大人が満足する為の表現ではなく、子どもが子ども自身の中だけで何を感じ、体験したのかを大切にしたいと思っています。

発表会などの場で、我が子がきちんと決められたことが出来たのを目撃するのは親としては大変誇らしいものではありますが、子どもの中のゴールがただ「間違えないようにきちんとやる」、事に留まっていたとしたら、それは大人のための大人の主体の考え方がベースにある表現となってしまいます。

ですから、Body Synergy Kidsのクラスでは、例えその場では泣いてしまったり、つまらなそうに見えていたとしても、何日も何週間も何ヶ月もかけて子どもたちにゆっくり浸透して行く体験や、それぞれの子どもたちがそれぞれのタイミングで感じている事を大切にできる場でありたいと思っています。

なかなか子ども主体に、ゆったりと表出の過程に寄り添うには、余裕も時間もないのが私達大人の日常になってしまいがちですが、Body Synergy Kids のクラスの中だけでも、私達大人が一緒に全身で楽しみながら、子どもたちと共に成長できる環境を作っていけたら、と願っています。✨

これからもどうぞよろしくお願いします。

BSK「芸術は贅沢品ではなく必需品でなくてはならない」

今日あまりに嬉しく感動的な出来事があったのでここでシェアさせてください。😭

クラス中に5歳児の男の子が四つん這いで私と一緒にトンネルを作っていたところ、「ぼくね、ムーヴメントのクラス(この幼稚園はBody Synergyのクラスをムーヴメントと呼んでいます)がすごい好きなんだ。すっごく楽しいから。ムーヴメントって決まったことをきちんとやるのもあるけど、ぼくはこういうムーヴメントのクラスがいいなー。ムーヴメントは生きてくのに必要だよね。ぼくムーヴメントなかったら生きてけない!さやか先生とみなみ先生はよくこういうの思いつくよねー。すごいね!」と熱弁してくれたのです。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督であるサイモン・ラトルは、「芸術は贅沢品ではなく必需品でなくてはならない」と言っていますが、このお子さんから出た「これがなきゃ生きていけない!」という言葉に、改めて身の引き締まる思いでした。

本当に5歳児が言えることかしら?!と今でも信じられません。もしかしたらおうちの方とのお話の中からの言葉かもしれませんが、それにしても内容をしっかり理解し、私に伝えてくれていました。

今日のこの感動を忘れずに、これからもみなさんやお子さんたちとのBody Synergyの時間を大事に大事にしていきたい、と心から思ったのでした。